LRTとは

世界のLRT

LRT(Light Rail Transit)とは、新しい時代の路面電車です。近年、欧米を中心とする各都市において都市内の道路交通渋滞緩和と環境問題の解消を図るために導入が進められている新しい交通システムです。
ヨーロッパやアメリカでは従来の路面電車との違いを意識して、路面のみならず地下、高架も走行でき、市街地では歩行者との共存、郊外では専用化された軌道を高速走行する近代的な高性能な車両を使用するシステムとしています。

今なぜ路面電車なのか

路面電車は、時代遅れの過去の乗り物といわれていましたが、今、世界各地で「ライトレールトランジット」として再生しようとしています。これは単なるノスタルジーではなく、路面電車がこれからの時代のニーズにマッチした新しい都市交通システムとして再評価されているからです。
自動車の増加により、都市内道路の渋滞が日常化しています。道路の整備や拡幅だけによる容量の確保はすでに限界に近く、自動車に変わる新しい都市内交通機関が必要となっています。
また、二酸化炭素の増加による地球温暖化などの地球環境問題への対応が迫られており、クリーンエネルギー効率の高い交通機関の導入が課題となっています。

LRT導入のメリット

軽量・小型の電車を頻発運転する事ができ、1時間当たり2,000人〜15,000人の旅客輸送が可能な中量輸送の新しい交通機関です。
LRTの最大の特徴は、路面、地下、高架、どこでも走行可能な事です。これらを組み合わせる事により、経済的に優れ、また、街づくりにフィットした交通システムを提供できます。
・建設・導入コストが他の交通システムと比較して安い。
・道路渋滞区間を専用軌道化することにより、高い表定速度の維持が可能。
・高加減速性能を有し、振動や騒音が少なく、高齢者・障害者も乗降が容易にできるような超低床構造の車両。

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LRTによる都市の活性化

都市部は、道路混雑の悪化や駐車場の不足などにより利便性が低下し、車の利便性を重視した郊外型店舗が多数出現しています。それが都市部の空洞化を進行させています。
都心を活性化するには、トランジットモールなど公共機関の整備によるにぎわいある街づくりが必要となっています。